「とりあえず外出ない?仲間に紹介したいし。」



龍にそう言われて
変に抵抗する必要ないし
あたしは龍とカイについて行った。




・・・・・・・・・・・・・・。




「愛姫ちゃん?」



固まっている
あたしをカイは
不思議そうに見た。




みんなガラ悪いでしょうが。




「そんなコワがんないでよ!」



カイはあたしにそう言って
抱きついてきた。




『ひゃっ!!!!』




あたしは抱きつかれた
反動で近くにいた人の
腕にしがみついた。



「カイさん。少しやり過ぎです。」



あたしは自分がしがみついた人を
見ると身長は180センチ以上は
絶対あるしモデル体型に
キレイな顔をした
龍とは違ったイケメン。




ってあれ?




『なんでカイに敬語?』



どう見たって年上か同い年。




あたしの質問に龍は
ため息を吐いた。