名前の由来は、
俺は父さん「竜弥」から
もらって、「竜樹」になった。
姫璃は、母さん「姫華」から
もらって、「姫璃」になった。
どちらも、父さんが決めたらしい。
姫璃の璃は、父さんが瑠璃色を好きだから。
この漢字になったとか…
キーンコーンカーンコーン―――――
おっ!チャイムがなった。
授業終了。
「竜樹♪今日、
パパとママいないから、
うちに来なよ!!」
「え…ちょっと待ちなよ!
私、みんなで遊ぼうと思ったのよ!」
あぁ~うぜ…
誰でもいいし。
俺は誰も本気にしてねぇ。
暇潰し。
君への気持ちを殺すための。
「じゃぁ、みんなで遊ぶのは
明日でいっか♪」
「え…う、うん。」
「えぇ~竜樹。私、明日も一緒がいい♪」
「ダメだよ。俺は一人だから。」
「はぁ~い。
でもさ~竜樹の彼女は、
私だよね?
エッチもしたことないくせに、
竜樹誘ってんじゃないのよ!」
「っな…わ、私だって!」
俺は苦笑いしかできない。
この学校の女、ほとんどとしたから。
彼女なんて作った覚えねぇ。
勝手に思ってるだけだろ。
「おいっ!竜樹、セコいぞ。
おまえばっかりモテやがって…
んだよ!女の子みんなお前のとこかよ。」
「知らねーよ。海翔が、
鼻の下のばしてっからだろ。」
「んにゃろっ!」
いつものように、
しょーもない言い合いをして
笑い合えるダチ。
俺のただ一人の親友。
柏木 海翔
陽気で、エロい。
顔は悪くないのに、
女見たら、すぐに鼻の下がのびるから
モテない。
そーこうしてると、
時間がきた。
そろそろ来るだろう。
毎日毎日、飽きないよな~