「お母さん、この人のこと覚えてる?」

「さぁ…あなたの同級生だったかしら?きっと同窓会のお知らせでも入ってるのよ」

男の人にしては妙に綺麗な字。

丁寧に封がしてある手紙は
ほんのりとホワイトムスクの香りがした。