「まったく、誕生日だったのに倒れるなんて…よっぽどのことがあったのかしら」

お見舞いに来た母が、ホッとしたような呆れ顔で私の顔を見た。

「ごめんなさい…」

「そういえば、今朝、
あなたに手紙がきてたのよ。」

「えっ?誰から?」

「これなんだけど…」