無意識のうちに、私は、修二と彼女の姿を目で追っていた。

そのうち、二人はある店に吸い込まれて行った。

あ…

それは、私が修二と予約して行く約束だったレストランだった。

最低…

本当は私がそこに行くはずだったのに…

思わず、腰が抜けてしまった。

膝からガクンと崩れ落ち

私はそのまま炎天下のロータリーで

倒れこんでしまった。