「うん…」

ゆっくりと土井くんに手を近付けて、
そっと触れる。

大きな手でぎゅっと包まれる。

心までぎゅっとわしづかみにされそうになる。

この人は、ブログの中の私を知っている。

それでも、好きだと言ってくれた。

大きくてしっかりとしたその手に

委ねてもいいのかな…

まだ未来はわからないけど

土井くんとの関係は大事にしよう。

その時はそう思った。