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  ああ、またか



   わたしは時々よくわからない夢を見る。




みえるのは小さい頃よく遊んでいた、おばあちゃんちの近くにある公園。



おばあちゃんにはいくなといわれてはいたけれど、幼いながらもあまりこわくかんじなかったし、行きたかったのもあってよく隠れて遊びに行っていた。



 いや――  今思い出せば何かに会いに行ってた?




  おもいだせないけど。




 これは夢だけど、何となく記憶でもあるんだとはわかる。