廊下を歩いている間
『そういえば… どうやって保健室まで来たんだろ?』
屋上にいたはずなのに…
アイツと最後話してて―(っていうのかな?)
そこからの記憶が思い出せない。
『うーん…』
どうしても思い出せなかった。
『まぁ、別にどーでもいいか。』
別にそんな重大なことでもないだろうし。
何も覚えていない私はそう思っていた。
そして… 私はそのことをよく考えなかった。
私はまだ廊下を歩いている。
もう少しで部屋につく頃。
でも、それにしても―
『さっきより長い気がするんだけど…』
管理室から私の部屋は―建物が大きいように―とても遠かった。
私の部屋は二階にある。
どんな部屋なんだろう?と小走りになる私だった。