ガチャン、とテーブルの食器が音を立てる。


「ごちそうさま」


話を聞いてるのも煩わしくて、俺は空気を壊すように強引に席を立った。




一歌も一歌だ。


俺の気持ちを知ってて、なんで彼氏の話なんか――



そう思ってからハッとする。


まさか、本気で受け取られてない、とか?


冗談だとでも思ってるのだとしたら――