「た、達也が、ころ、殺しちゃったって…」

しどろもどろになりながら話す。

けど達也がやったと聞いた途端、お母さんの顔の緊張がいきなり消えた。

えっ?

「達也がやっちゃったの?…もう、悪い子ね。どうやったの?」

「かびんー」

「危ないわねぇ。今度からもっと高いところに置いとかないと」

「お母さん?何言って…」

「優菜は死んじゃったけど仕方ないでしょ。だってしょうがないじゃない。達也はまだ小さいんだから」

達也と一緒にニコニコ笑うお母さん。