『ダメ…っ…』

『美夢、危ないから戻って』

『そこを、どきな…』

青年と男の間に立った美夢は
顔を横に振った…。

『貴方が…人を殺すとは
思えない…。
そんな純粋に剣が使えるんだもん
貴方の剣は、人を殺す道具じゃない
だから、この人を殺さないで
大切な剣を、血で染めちゃ
ダメだよ…』

青年は、小さなため息を
つきながら、剣を直した

美夢の後ろにいた男は
いつのまにか…居なく
なっていた…。