『おいおい…女の子に
手をあげるなんて、男の
風上にも、おけねぇな』

頭の上で聞こえた声に
顔を上げると…

綺麗な赤い髪をした
青年が、細長い剣で男の
斧を受け止めていた…。

『貴様…何者だ…』

『お前みたいな奴に
名乗るつもりはない…。
君達、離れてな
一戦やらなきゃ気が
すまねぇみてぇだからな』

美夢と芽夢に軽く微笑むと
青年は、男に着いて表へ
向かった…。