私は、木崎ゆか。18歳。

身長は、171㎝。背の順で言えば一番後ろ。


同居人(恋人)

朝川涼。18歳。

身長は、確か185㎝。背の順で言えば一番後ろ。


私たちは、みんなに隠しながら同居している。

無理やりだけど・・・・・。


そして、今日(3月27日)が別れる日。

卒業式の前日。その理由は、ボタンをみんなにあげられるように。


私には、くれるのかなぁってドキドキしてる。

私たちは、みんなが帰ったのを見て、別れ話を始めた。


「俺たち、親に付き合わされたんだし、親いないなら別れたって別にいいし」

「うん・・・・・」

「じゃあ、俺は明日からみんなのものになるよ?」

「うん・・・・・」

「あと、俺は家出るから」

「えっ!?」


涼は、ずっといるんじゃなかったの?

私はびっくりした。


「有希の家で居候するわ」

「私、一人になるの?」

「ああ。嫌なん?」

「一人だったら、怖いってば」


涼は急に笑い出した。

いつもと変わんない笑顔。