バットを持つと後ろに晴紀が立った。 そのままわたしの手の上からバットを握る。 「良いか?力任せにぶんぶん振るんじゃなくて」 良い香り。 「ちゃんと球を見ろ」 晴紀の動きに合わせて打つと綺麗に的にあたった。