入り口の前には明らかに不良と思われる方々がたむろしている。





「あれ?晴紀じゃね?」




晴紀の方から舌打ちが聞こえる。





「何晴紀また女増やしたの?相変わらず女癖わりぃな」




鼻で笑う大柄の人。



「しかもこんな清純そうなの…何人もいるから一人くらいくれよ~」




そう言ってわたしの肩に触ろうとする。