「コイツは、昔、師匠に貰ったんだーーー


さっきの話しは、そん時の、、、師匠の受け売りーーー」



「師匠さんって、どんな人?」



「、、、口は悪りーし、直ぐ蹴りとかゲンコツが飛んでくるよーな、、、狂犬みたいなヤツだったけど…女の割に、桁外れに強かった」



「そっかぁっ、きっと、素敵な人だったんだろーねぇ」



キラキラした瞳で話を聞くお前は、、、
どっか、アイツと似ていると思ったーーー



「あぁ、ウゼー奴だったがな、妙に世話焼きだし、、、ふふっ」



目の前のコイツは、りんごみてーに真っ赤になったーーー


今の俺は、どんな顔してっかな?


何か変な事言ったのか?



「いい思い出なんだねー、キョウにとって、師匠さんは、、、なんだか、素敵っ」



「素敵とかやめろっ!!恥じーよっ」



俺は顔の前で、手をヒラヒラさせるーーー



「でも、キョウの過去かーーー」



「俺は、人間だった、、、」



コイツは深い事、いつも聞かないーーー



気になってる筈だ、、、



顔には出さねーが、