「かはっ!ゴホっ!!ゴホっ!!うぇ~」




喉の奥の、取っ掛かりが取れたみてーで




気分悪りぃ…。




『仮死状態ってやつだよ…。』




「キョウっ」




涙を流しながら




俺にしがみつくゆうな




「また逢えるって、思ってた…




だって、またなって、キョウが言ってたから」




力一杯、抱き締めていた




ゆうなのウルウル潤んだ瞳




待て、俺ーーー




今は、、、我慢!我慢だ!




そっと、ゆうなを俺から離す



「お前はこっち向いとけっ



そして耳を塞いどけ!いいな!絶対離すなよ!!」




俺が生きてる事がよっぽど嬉しかったのか…




素直に言われるがままにしてる姿は





なんか可愛い




そして、俺は胸糞悪い魔女を見つめ




ニヤリと笑った




ーーーバキッ




ゴキッ




ボン!バン!




「キョウーーー?




もういい?」




スッキリした俺ーーー




「あぁ、いいぞ」




そう言って、ゆうなの手を取った