『これは、お前の持つ宝力の様に強い魔力を封印もすれば



解放もする







どうゆう経緯で、アンタからこの男に移動したのかは知らないが



これは、便利でね




その者の心臓が止まったら、持ち主に知らせてくれる、優れものでもあるのさ』




「じゃあ、これのせいで



キョウは死んだのーーー?」




『アンタさぁ、さっきから、何を勘違いしてるかしらないけど



この男…



生きてるよ?』




「へ?」




思わず情けない声が漏れる




「あの…。もう一度確認しますけど




…。本当に?」




コクリと頷いて、彼女はキョウの背中のそれに手をかける






『宝力を持ってるってだけでも




驚きだったけどーーー




無限魔力の核を持ってるだなんてーーー




アンタ達、何者なんだい?』




まぁ、見てなと、簡単にそれを引っこ抜いた




「かはっごほっ!うぇ…。」




キョウは何かを喉に詰まらせていたみたいに、息をふきかえした