いなくなった、お父さんまでいて、、、




ーーー私に、笑顔で手を降ると、




一瞬で消えて行く



「まって!!行かないで!!!」




伸ばした私の手を、彼女は遮った



「あれを追っても無駄よ。



あれは想いや記憶の、



欠片でしかないのだから」



光が徐々に薄くなり、消えて行く



「本当の彼等は



もう話せないし、逢うことも出来ない、



それは貴女がよく知っているでしょう?」



そっと頷く私の顔を彼女は覗きこんだ



「私は、…今更、、、皆に何もしてあげれない」



「…だけど、貴女は



彼等に恥じないように、生きる事は出来る筈。」



私はしっかり彼女を見つめ直すーーー



「貴女が貴女の答えを、自分で導き出しなさい



進んだ先に、きっと見えるわ、、、



ーーー


あの子を頼みましたよ」



「頼むって?




あの子って…?」




「ゆっくり話してたいけど



もう時間が少ないみたい



最後に、私に逢いに来てくれて、本当に嬉しかったわーーー