「いいえ…わたくしの力だけではありませんわーーー



ここの地に住まう沢山の魔力提供者のお陰ですから。。。」

 

魔力提供者?



「教会のもつ魔力吸引器の事…か」



ロイがポツリと呟いた



『ここではアレは発動していないようですな』



現に街の皆も、レオ達もピンピンしている







よかった、少し心配していたから



「俺らの指名手配書…消えてんな」



ボードの様な場所には沢山の指名手配書が貼られていても、私達のは一枚もなかった


「…。」
『本当ですな、、、』



人ごみの中からマリアがやっとの事で出てきた



「…あの指名手配は、わたくしが取り消ししておきましたわ!



災難でしたわね…



グレイ様から聞いて驚いていましたの…」



「マリアって凄い人なんだねっ



指名手配あっさり取り下げちゃうなんて…」



『マリア殿は、教会の一番偉い人にあたりますからなぁ』



一番…偉い人



この天使ちゃんが?