血も肉も骨も、髪も全て、、、キョウになら捧げてもいいって思えるのにーーー



いつも何も食べないで、、、平気だって言ってたけど、、、



きっとそれはやせ我慢で、私の事、気にしてくれてたんだよね…多分。。。自意識過剰なのかもしれないけど、キョウは優しいヴァンパイアだからーーー



ドンっ!!!



「お!お前!!!」



私の間にーーー小さな女の子が割ってはいるーーー



「あたしの…獲物やゆった…やろ?はぁ、はぁ、、、」



突き刺さる筈の牙は、私じゃなく目の前の小さな彼女に突き刺さる



「馬鹿め…、俺をなめやがって!!!


お前の生き血、全て飲み干してやる!!!」



男は少し彼女の血をススった後、パタリと倒れたーーー



「…だからどっか行けってゆったのに…」



ぐったりしながらも起き上がる小さな彼女、、、




「しろちゃん!!大丈夫!?」
 


「はは…、またアンタは自分の事よりあたしの心配か?