それより、自分なぁ?大概しんどいのによそモンの心配してる場合ちゃうやろ?


心配されるほうが迷惑じゃ」



「確かに…そうだね、、、しろちゃんはしっかりしてるっ!!」



「…アンタがしっかりしとらへんだけやろ」




少し頬を染めた彼女が何だかとても可愛くて、身体ごと私は彼女にもたれかかった



何処に向かってるんだろ…



「もうちょっとで街ん中に入るで…何や??」



「?どうしたの?」



茂みの中を彼女は凝視する…



「あれあれ?なんか、見た事ある顔だ~!!」



鋭い牙を持った、、、目が真っ赤に充血した男が一人茂みの中から飛び出してきた



「あ、、、やっぱ…この子だ…」



ニターと笑ってこっちに向け紙をばら蒔くーーー



そこには、私とキョウ?みたいな人が描かれていて、指名手配と記されている



「おじょーちゃん、その娘こっちへ渡してもらおうか?」



「何であたしの獲物渡さなあかんねん!アンタはお呼びでない!どっかいき!!」