「お前等そっち行けば…?



俺はあっち行くわーーー」



俺はスっと立ち上がり、太陽の沈む方を指差したーーー



『それでは…別行動なさると?』



「キョウ!!お前…さては…ビビってんな!!



捕まるのがこえーんだろ??ぶぁーかがっ!はははっ!」



あ?何言ってんだ?



「俺は誰かと群れるのが嫌れーなだけ…。



じゃーなーーー」



俺はプラプラ手を振り歩き出す…アイツのかすかな匂いを辿ってーーー



~ゆうなside~



時間が経つにつれて、どんどんと辛くなって行く身体ーーー



どのくらい進んだのだろう



私を軽々とおぶって、しろちゃんはどんどんわっそうと草木が茂る獣道を進んで行く



大丈夫かな…?私重いだろうし…こんな小さな身体で、、、



「ボソボソとうっるさいやっちゃなー!



あたしは魔族や!アンタみたいに弱弱の脆弱とちゃうねん!