ずっと、ずっと



待っているから



その時が来たら、またあの日の様に



暖かな鼓動を二人で共に歌いましょう


ーーー


そう…短いけれど、この歌は、別れの歌であり、出逢いの歌ーーー


「っ!!!!!」



私から放たれる光が、、、
亀姫さんの周りを光の音符となりクルクルと回って包んだーーー



まるで、おとぎ話のお姫様が長い呪いから解かれる瞬間みたいな、、、そんなシーンに見える




「姫様!!亀姫様!!ご無事ですかっ!?」



辺りを包んでいた黒い邪気が嘘の様に払われて、ローラと人魚達が姿を現す



「わらわは無事じゃ!


…長きに渡り、皆には辛い想いをさせた事、深く謝らせておくれ」



彼女の魂の光が輝きを取り戻して行くーーー



それは、ベニとグレーの明るくも強い光だったーーー



「ゆうなよ、、、ソナタ、何故王家の歌を知っておる?」




「あの…これ、私のお母さんから聞いた歌なんです…」