『まてーいっ!!!』


スパッと襖が開いてーーー
レオが満面の笑みで私を見下ろす、、、


『ゆうな様っ!ご無事ですかっ!?レオが!このレオめが助けに参りましたぞっ!!』



声は歌しかさえずれず、
目で訴える事しか出来ない私、、、



レオーっ!!わかったから、、、何とかしてっ!!



『言葉なくとも、我輩は貴女の思いがわかっておりますぞっ!!
我輩も…愛していますっ!!貴女と添い遂げる為!!!今すぐ、救ってしんぜましょう!!』


何か、思いっきり意志疎通してませんけど!?
ロイさん!なんとかしてっ!!


「オイ!!亀っ!!これは、なんなんだっ!?説明しやがれっ!!」



襖の向こうには沢山の屍ーーー



「はっ!お前達ももうじきそこの仲間入りだっ!!もうすぐっ!!後、少しでっ!!」


す、凄い数の骸骨っ!!めっちゃ人殺しだわっ!!この人っ!!


「デカ亀っ!!ゆうなに歌うのを止めさせろっ!!!」


ロイが彼女から私を奪い取る


「一度歌えば、わらわが吸い尽くすまで誰にも止められないっ!!」