もともと、
好きではなかった人と付き合ってしまった。

そんな私が1番悪いことぐらいわかってる。

「ごめん、別れて。」

「どうして?考え直してよ。」

という、吉田優人。

一応、私の彼氏。

ー1週間後
「祐奈が別れたいっていうなら
俺はそれに従うよ。
でも、俺には祐奈しかいない。
連絡、いつでも待ってます...」

ほら、こういうのが嫌なんだよ...

何もわかってない。

だから、だめなんだよ。


次の日、早速別れを告げた。
「別れよ。」

「この前、あんなこと言ったけど
やっぱり俺には祐奈しかいない。
別れたくない。」

嘘つき。

最低。

私なら
本当に好きなら
好きな人の幸せを
1番に願うけど。

私は、
なかなか別れてくれない
優人に対しての思いと
たまたまかぶっていた
高校に入学して初めての
中間テストのプレッシャーと
勉強のストレスに
押しつぶされて
ご飯も食べられないほどだめになった...