「そんな約束した?悪いけど覚えてないから」

「夢生・・・?」

「わたし転校するんだからさ、ちょうどいぃじゃん。新しい友達つくりなよ」

「・・・」

「わたしもあんたのこと忘れてもっといぃ友達作るから」

「夢生・・・」

「そういぅこと。わたし、明日には行くから」

「そ・・・んな・・・」


そぅ言って夢生は帰ってしまった。



転校・・・。
夢生が転校・・・。
北海道・・・。

夢生
転校
北海道

そんな・・・。


その日はその3つの言葉が頭を埋め尽くしていて眠れなかった。