「美乃里、気持ちは分かるが・・・」

「分かってないじゃん!分かってないから転校とか普通に言えるんでしょ!?」

「だから・・・」

「分かってる・・・。わたしだってお父さんやお母さんと離れたくない。でも・・・でも美乃里と離れたくないの・・・」

「夢生・・・」

「美乃里に・・・美乃里になんて言えばいぃの・・・?」


目の前が真っ暗になった気がした。