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「なんで喧嘩なんかしたんだ!!アホ!」


私の部屋で怒鳴り散らすのは、椎名。

さっき、女の子から無理矢理椎名を奪って、話を聞いてもらおうと私の部屋に連れてきたらこの始末。




「すみません……」


私は話を聞いてもらっている分際で、口答えなんてしたら、私、死んじゃいます。






「まぁ別に良いけど。
とりあえず、何してほしいわけ?」


「えぇっと、話を聞いてもらっただけで十分とゆうか…」



なんて言ったら、ギロリと鋭い目付きで睨まれた。