「だって暇なんだもん。」 私はベッドの上に乗り、りゅうが読んでいた本を横からのぞいた。 「つか、のぞくな。あと制服で来るな。」 学校が終わってから彼の部屋に来たから、制服だったのを今思い出した。 りゅうは 読んでいた本を閉じ、毛布をとりくるまった。 「別に制服でもいいじゃんっ。そういうりゅうだって制服だしー!」 私は りゅうがくるまっていた毛布をうばい取り、自分の物の様にかぶった。