何か理由があるのだろうか
それに、この人の声どこかで…
そんなことを考えていると男から声をかけられる
「立てない?」
「い、いえ」
出された手をとって立ち上がると男だと思っていた人は下から見るより身長が低く、私よりも少し幼そうな少年だった
綺麗な顔……
フードから覗くまだあどけない顔に思わず見惚れる
すると少年はそんな私の顔を見て驚いた顔をした
「貴族の方、ですか?」
そういった私に更にそのクリクリとした目が開かれる
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