がチャリ


戸を開けたのはタイミングが良かったのだろう


琥亜がゆっくり扉を開け
幹部室内部の異変に気付き

即座に視線を走らせる


そして見つけた

その男を


「CATっ!!」


驚きに目を見開き琥亜は飛び付く

不審なあの男に


「琥亜っ」

男に不信感を持っている幹部たちは咄嗟に制止を促す

けれど

二人はじゃれあう様に手を繋ぎ
再会を分かち合う様に互いを抱き締めた