「流石Masterだね

ガキだったのによ
こんな殺気立たせちゃって…

Masterの指導の賜物だね」


クスクス

クスクス

バカにしてるのかと思いきや
どこか尊敬の念を送っている節がある



「Masterって龍希のコトですか?」


成之は静かに問う


「そうだよ
当たり前

僕が信じる仲間を与えてくれたのは

尊敬する

Masterだ

有り難いことにMasterは恵んでくださったからね

この僕に
チャンスを与えてくださったからね」


恍惚とした表情を浮かべ
男は艶やかな流し目を送った