「まあ、そこら辺は時が来たら話すよ

そんなこんなで
世間にはいろんな人がいるもんだからさ

ある人種に俺らは嫌悪感を抱いてる


特にある人物は…
この手で殺したいと思っているよ

それほど憎いと思っている」


気付けば本来の口調で話している琥亜
恐ろしいオーラを出しているのに淡々としたその様は感嘆の域に入っていた

そしてその琥亜を見つめる龍希は哀しげに瞳を揺らした