厚い―厚い雪が積っている サクッサクッと心地好い足音が響く 一人の女の子 目の前の雪が小高く積もった部分を撫でた そこに見えてきたのは小さな小さな墓石 少女は嗚咽を洩らし呟いた 『あぁあ…独り―独りぼっちになっちゃった』