「熱でもあんの?」



「熱?ねぇよ?俺カラダだけは丈夫だからさ。」


得意げに笑う廣瀬。


なんでこんなにテンションたかいの?


イミ、わかんない。



「お、男女ペアで二人三脚だって。奈音でよっか?」




「は?誰があんたと。」



なんて言ってると、



「神崎さん、それでいいですか?」



いつのまにかハゲ先生の熱弁は終わって、真面目そうな学級長が教卓にたっていた。


「ごめん、聞いてなかった....」



「黒木君が神崎さんと二人三脚出るって言ってるけど.... 」



「え?....」



黒木君はこのクラス一番のイケメンだった....



廣瀬が来るまでは。