「ただいまじゃないでしょ…」





「もう、新しい恋みつけた?」





一瞬寂しそうな顔をして、私の後ろにいる長浜悠也をチラッと見る。






「なに…いってるのよ…わたしが…どんな想いで…この一年間をすごしたと…」








泣きたくないのに。冷静でいたいのに。




自分でもわかるくらいに目から涙が零れ落ちそうで。


自分でもわかるくらいに声が震えた。






「うん、ごめん。とりあえず俺は部屋にいれてもらえる状況かな?」





いつも自信にあふれる顔しかみたことなかったのに、少し不安そうに私の顔をのぞきこんでくる