「そんなの、ワタシが聞きたいわ…」





「ごめんね…ホントに…変わりのギタリストは私が探してみるから…
それに、ドラムも頑張るから…
曲はね、できてるの。だから…



ほんとに…ごめんね…」




「奈音っ!」




ふいに抱きしめられた未海は温かくて。




その温もりにすがりたかった。





緩んだ涙腺を引き締めるように彼女に抱きついて