落ち着くためにもって



もう一つの部屋のピアノの前に座る




そこにはもうすでにセットしてある楽譜




手書きの、メロディーだけが綴られた




それをみて、もう消えてしまいたくなった




次から次へと頬は濡れていくのに



ピアノを弾きだすと、その手は止まってはくれなくて



美しい旋律が



余計に私を、苦しめた