「奈音、似合うじゃん?」



そう言いながら私にふわっと自分の制服の上着を着せる燈真…



「べつにさむくないよ??」



「いーから着とけ」


ニコリと優しく微笑む燈真は、このときだけはどこかの王子かと思うくらいにはカッコよくて、美しくて、優しくて。




「これ以上奈音のファン増えたらこまるから着替えいくよ?」


「ファン?私の?」



「いーから、制服とって隣の教室いくぞ」