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「これが白雪姫よね？、」



シナリオ担当、熱い舞台監督でおなじみの中川さん。


「うん。そうだね？」



気のせいではすまされないような真っ黒なくまとなんだか殺気だった目に圧倒される...


「これじゃだめなのよ！！！！」




「な、なんで？」



机をバーンと打ち付けながら叫び出す中川さん。



「だって、まず奈音ちゃんは茶髪だわ！！！
それに廣瀬くんの出番が少なすぎる！！！
それに定番過ぎて楽しくないの！！！
それに私は廣瀬くんと奈音ちゃんの絡みがみたいのよ！！！
それに！！！あーーーっ！とにかくつまらないの！！！これじゃだめ！！！！」



「そ...そうかな...？」


「だーかーら！！！書いてきたの！シナリオを！！」


中川さんの真っ黒なくまはきっとそれが原因だろう...



「うん。それで？」



「実写版のスノーホワイトを参考にして猟師とスノーホワイトが結ばれるパターンにしてね、女王様とスノーホワイトは５歳しか変わらないようにしてね、それから」