しかもよぉ…
亜弥南が最近、
竜弥って呼ぶんだ…
あ、メールだけどな!
機嫌がいいときは、
竜ちゃん、なんて…
可愛すぎるだろ?
俺も…姫華って呼びてぇけど…
ハズい。
ごめんな。姫華…
んでだ!
俺は…早く着きすぎた。
今日は、買い物デート。
楽しみで楽しみで、一時間も前から
来てしまった…
俺って…以外とバカ?
つーか…まわりの女共の視線、
ウザすぎる。
え…亜弥南…
まだ、時間じゃないのに。
しかも、走ってるし…
可愛い…
愛しい君が俺のために走ってると思うと、
嬉しくて嬉しくて…
胸が苦しくなる。
亜弥南が喋るときは、
ものすごいスピードで
メール画面に
文章を打つんだ…
そんなとき、
変だけど…
やっぱり女の子だなって思う。
あっ…携帯だした。
早いよな~
ん?
『時間って、10時じゃなかったっけ?』
あぁ…俺が早いだけ…
「そうだよ!
ごめんな。早く着きすぎた!」
「カチカチ…カチカチ…」
携帯のボタンを押すおと…
『楽しみだったの?
可愛いわね♪』
音符マーク出ました!
しかも、なに?!
その微笑み!
ヤバいよ!
俺を殺す気ですか?!
ヤバい…
我慢できない。
俺は、亜弥南に
短くて軽いキスを落とした。
いつも思うんだけど…
亜弥南の唇は、
ほんとに柔らかくて…あたたかい…
そのあと、ギュッと抱き締めたんだ。
華奢で、でも甘えたな君の体を。
『人が見てるよ(//∇//)』
「いいじゃん。亜弥南が可愛いから悪いんだよ。」
『恥ずかしいから、やめてよ。
それより、早くいこうよ?
私、服がほしいの!』
「いいよ。」