「遅いぞ!小和田ぁ!!」

動物園に着くと、部長が指を差し大声で怒鳴った。

他の人達が、見ていく。

恥かしい…

「すんません…てか、俺聞いてないっすもん。今日のこと。」

「え!?…沙知美ちゃん、言ってなかったの小和田くんに?」

は!?…あーなるほど…お前か犯人は。

戸野は、下を向く。

「あ!違いました。やっぱ俺だ。忘れてた。戸野から聞いてたわ!すんません。」

「やっぱりお前じゃん!沙知美ちゃんが言わないわけないもん。嘘つきやがって!」

「まぁまぁ、部長。時間なくなりますよ!」

部員の一人が止めた。

「そうだった。…いい?次からは絶対許さないからね。」

「はい…すんませーん。」

「それじゃ、パートナー同士別れて、2時にここ集合ってことで。ご飯は各自好きなとこでとって。みんないい写真撮ってきてね!それじゃぁ…解散!!」

部長の声で、みんなバラバラに歩いて行った。

俺と戸野を除いて。