ご飯の支度?

「…親は?」

「…いますよ…時間ないし、帰りますね。」

走っていく。

「あ!…誰にも言うなよ!このこと!…じゃないと許さねーかんな!!」

聞いちゃいねー…
まぁいっか。



今日は、帰りに慎也の家に寄る。

「あれ!?波ちゃん、どうしたの?慎也ならまだ学校よ。」

「うん、知ってる。借りてたもん返すだけ。部屋上がっていい?」

「どうぞ!…あ~波ちゃん、今日ご飯は!?食べていく?せっちゃん、夜勤でしょ?」

「あ~…うん。食ってくわ…金もないし。」

「わかった!」

「てかさ、おばさん、もう『ちゃん』付けやめてよ。」

「ふふ、いいじゃない!」