家に帰る途中…

「波!?」

呼び止められた、慎也だ。

「今帰ったの?」

「うん…まぁ…用あって。」

「なんかケツ汚ねーよ。」

アイツに倒されたときだ。

「あ…多分コケたときだわ!」

まぁ、いい。
明日から来ねーだろ。
心配はいらない。



けど、


あんなに言ったのに、なんて強い女だ。

学校に来てる。

こうなったら、作戦3を決行だ。

俺は、現在帰宅部。運動神経は悪くない。手も器用な方。…けど、部活は嫌いだ。
めんどくせー…



しかし、仕方ない。

作戦3
敵と同じ写真部に入部する。


「新しく写真部に入部してくれた、2年生の小和田波くん。」

「よろしくお願いします!」

敵は、驚いてめちゃくちゃ嫌な顔してる。

へへん…ざまあみろ。

「小和田くんには、一緒に行動するパートナーを決めてもらいたいんだけど…誰がいいかな~…」

「戸野さんで!」

俺は言った。