作戦その2
帰りの待ち伏せ。そして、付き合う発言…


裏口玄関から帰るということは知ってる。
それから敵は写真部。
文科系の部活は、6時までと決まっている。


石段に座って敵を待っていると、

「あれ!?なんで小和田いんの?」

同じクラスの男。

こっちだったのか。

「ちっとね、人待ってんの。」

「へ~…彼女?」

「違う。別に誰だっていいじゃん…いいから、はやく帰れよ!」

俺は、シッシッと追い払った。

向こうから、敵が自転車を押しながらやってくる。
友達はいないみたいだ。



接触開始。