一晩寝ないで考えた。

俺にできること。


邪魔をする。

どうにかして、慎也がアイツを諦めるようにしないと…


だから俺は、作戦を立てた。


作戦その1
とにかく敵に視線を送る…


学年集会、廊下や教室移動ですれ違うとき、俺は何度も敵を見た。
向こうも俺のことに気付き、目が何回も合った。

少し恥かしそうに、目をそらす…