慎也にバレた。
嘘が突き通せるはずがないのは知ってる。
俺の気持ちを知ってたと言った。
ふざけるな、しらねーくせに…
もうどうでもよかった…
俺は、
嫌われることを選んだ。
俺は、慎也が大事にしていたモノを、教室から出ていく慎也の背中に投げた。
それは下に落ち、慎也はそれを見つめた。
「それ、返す!」
去年、慎也の部屋からとった、戸野からのストラップ。
慎也はそれを拾うと、つぶやいた。
「なんで…波が…持ってんの?」
「あの日、お前の部屋から盗んだ。」
「知らないって言ったじゃん…」
「嘘だよ、そんなん。」
「どんだけ探したと思ったんだよ!」
「だから今返したじゃん。」
嘘が突き通せるはずがないのは知ってる。
俺の気持ちを知ってたと言った。
ふざけるな、しらねーくせに…
もうどうでもよかった…
俺は、
嫌われることを選んだ。
俺は、慎也が大事にしていたモノを、教室から出ていく慎也の背中に投げた。
それは下に落ち、慎也はそれを見つめた。
「それ、返す!」
去年、慎也の部屋からとった、戸野からのストラップ。
慎也はそれを拾うと、つぶやいた。
「なんで…波が…持ってんの?」
「あの日、お前の部屋から盗んだ。」
「知らないって言ったじゃん…」
「嘘だよ、そんなん。」
「どんだけ探したと思ったんだよ!」
「だから今返したじゃん。」