「ありえないありえないありえない!!」

「うるさい!慎也!」

荒谷が、俺に言う。

「ごめん…」

「まぁせっかくの部活休みだし、なんだかわかんねーけど相談に乗ってやるよ!」

こういうとき、頼りになる男、荒谷 健。

「ねぇ、荒谷!」

長谷部が荒谷に話しかける。

「今日、部活休みなんでしょ!?」

「おお。」

「じゃぁ、遊ばない!?みんなで、カラオケ行こうって話しになったんだけどさ。」

「え~!?…みんなって誰?」

「男子は伸悟とか!あとは、4組の人だし。女子はこのクラスの子ほとんど。あっ、沙知美も行くよ!」

「え!?戸野さんも!?」

つい声が大きくなってしまった。

「うん。おもしろそーとか言って…」

「でもなぁ~せっかくの休みだしなぁ…慎也どうする?」

「行く!行こう!荒谷!!」