「奏ー!!!起きてるの!!?朝練遅刻するわよ!!!」

さっきまで部屋に響いていた時計のカチカチした音は、お母さんの大きな声にかきけされた。


朝起きるのが苦手な私。

「起きてる!!!今行くから紅茶入れといて」

冬の朝は、大好きなアップルティをのんでから、学校に向かうのがお決まり。